新潟動物ネットワーク

!人と動物との共生を目指して!   新潟動物ネットワーク

“ 一緒に考えてみようよ!動物たちのこと。”をテーマにイベントを主催致しました!
2003年 9月26日 (金) 〜 28日(日)

「★ 動物たちを考えるパネル展 」

2003年 9月28日 (日)

「★ シンポジウム 動物愛護〜それぞれの立場から 」

「★ 児玉 小枝 さん写真展〜ラスト・ポートレート 」

新潟市のシンボル(?)「西堀NEXT21」

1Fアトリウムにて、ペットショップ、

動物園、身近な娯楽に潜む動物たちの

現状を知って頂く為のパネル展を、

3日間に渡り開催。

総勢見学者:1,770名。ペットショップや

保健所は勿論のこと、動物実験に関し

てもじっくり見て頂けたと思います。

「現実、実態を知ってもらうこと」

そして

「何が大切な事なのか」。。。。。

シンポジウムにご協力頂いたパネリストの方々

児玉 小枝 さん(フォトジャーナリスト)

坂田 邦夫 さん(坂田動物病院院長)

遠山 潤さん(新潟県県央動物保護管理センター所長)

岡田 朋子 さん(NDN 新潟動物ネットワーク代表)

有料(500円*中学生以下無料)にも関わらず

大勢の方に来場して頂きました。(約 177名)

新潟市民53万人から比較してしまうと微々たる

数字、小さく些細な活動かも知れません。

しかし、活動を続けていかなければ動物達の

悲惨な現状を知って頂く事は永遠に訪れませ

ん。動物達の痛み、悲しみ、苦しみを一人でも

多くの方に伝えなければいけないと思います。

参加してくれたスタッフは、明訓高校の生徒さん

などを含めて約40名でした。来場者をお迎えする

受付、NDNの活動を紹介するコーナーなど、スタッフ

全員で一生懸命頑張りました。全てが手作りで決して

派手さはありませんでしたが、NDNが目指している事、

実際活動している事、伝えたい事、は来場者の方々へ、

更に参加したスタッフにも再認識して頂けた事と思います。

児玉 小枝 さんの写真展では、児玉さんの伝え

たい事が「写真」と言う目に見える媒体から伝

わってきました。「動物写真=可愛い」と言う

概念は当てはまらず、リアルでストレートな

動物たちがポートレートとして参加してくれ

ていた、ように感じました。


〜 イベント参加スタッフによる総括 〜


私達の身近な犬猫について、しつけや不妊手術の必要性、保健所に持ちこまれる

犬猫、ペットショップ、安楽死などたくさんの話しを聞くことができました。犬のしつけ方

の重要性を話された坂田先生は「犬の問題行動は、正しいしつけ方によってほとんど

改善されるし、人間側も知識が増えるので飼い犬がいなくなればすぐに保健所に連絡

をする、防災計画の一貫として集団の中にいても、おとなしくゲージに入れるから

新たな飼い主も見つかりやすい、問題行動が理由で捨てらる事も少なくなり、何より

飼い主のモラルの向上

につながる」とのことでした。岡田さんは「NDNでは保健所の動物達に新しい飼い主を

探しているが、犬の場合は少ないながらも保健所から救いだせる仔もいる。が、猫は

「野良猫が軒下で仔猫を生んだ」といった相談が多く、保健所にいる猫達まで手が回ら

ないのが現状で、また、飼い主希望者の中には「オスは仔を生まないから手術しない」

と言う人もいて、まだまだ
不妊手術の必要性を認識している人が少ない」

と話されていました。保健所の殺処分は10年前に比べ、犬は半減しているが猫は10年

前と変わらないそうです。 飼い主に不妊手術の必要性を説明しても「健康な身体に

わざわざ傷をつけるなんて・・」とか「そんなに高いお金は出せない」と、年間どれだけ

罪のない命が消えていっているのか理解していない飼い主が多い。また、野良猫は

手術の為に捕獲するだけでも大変で、

一匹を手術しただけでは意味がない

ということ。児玉さんが「私達の一番身近な動物のプロといえばやはり獣医さんで、

獣医さんから不妊手術の必要性を飼い主に伝えれば聞く耳を持つのではないか?」

という質問に、坂田先生は「獣医師でもいろんな意見があって、不妊手術をよく

思わない獣医師もいる。でも処分される犬猫を減らすにはやはり不妊手術が確実

でしょう」とのことでした。遠山さんは

「飼い猫を外に出せば、糞やマーキングで庭に入ったり、野良同士

の喧嘩や発情による鳴き声での騒音被害など、近所に迷惑をかけて

いない猫はいない。他の猫とのケンカや病気、交通事故を防ぐ意味でも

≪完全室内飼い≫をお勧めします」


と話され、児玉さんは「猫は外に出さなくとも、高さの有る空間があればストレスのたま

らない生活を送れるのだ」ということでした。新潟県は今年から「麻酔」を使用しての殺

処分に変わりましたが、パネリストのみなさん一様に「本当の安楽死は、飼い主さんが

その子を抱きしめながら旅立たせてあげる事です」と話していました。実際に殺処分の

現場にいる遠山さんは「例え麻酔を使用するにしても、人馴れしている犬の注射は簡単

だが人馴れしていない猫は、注射をしようにもゲージの中で大暴れ。。知らない場所で

知らない人間に取り囲まれるだけでも苦痛に値するのであろう」とのことでした。


その他


「命はモノですか?」


というビデオを上映し、また、会場から質問を受けたりして「あっ!」という間に時間が

過ぎてしまいました。next 21 の一階では、3日間、動物実験の残忍さや、過酷な環境

の中で短い一生を終わらされてしまう畜産動物、本来の環境とは全然違う場所で

ストレスを受けながら生きている野生動物等のアライブのパネルを展示しました。

児玉さんは、保健所で処分される直前の動物と、老犬介護で最後まで幸せに家族と

犬生を送った対照的な犬の写真を通して、言葉だけでは伝わりにくい現状を伝えて

下さいました。「いろいろと取材してきた中で一番思い出深い出来事は?」という質問に

「ん〜、ええ事はないなぁ・・イライラする事ばっかりや・・」という答えが、日本の動物

事情を物語っているようでした。また、児玉さんは動物保護活動の先端をいってらっ

しゃる方、には見えないほどゆっくりと関西弁を話すとてもおっとりとした方で、決して

楽しくはない、実際には悲しい現実を目の当たりにする保健所に、何度も取材に

行かれる強さが一体何処にあるんだろう・・・と思ったし、また、ステージに上がって

話をされる時の児玉さんの雰囲気が、普段の時と全然違う事に驚かされました。

そのパワーは児玉さんの

「動物たちの声なき声があなたの心に届きますように・・・」

という言葉に全て突き動かされてるのだと感じました。




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